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あの人今何してるの?

かつて一世を風靡した人達を追い続けるハードコアな独り言の数々

Category: Far East Movement

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Far East Movementが歴史的快挙!

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あの Far East Movementが ビルボードチャートで全米第1位を獲得しました!

Yahoo News - Far East Movement Takes #1 Spot on Billboard

以前からこのブログではアジア系アメリカ人のアーティスト達にフォーカスを当ててきましたが、こんな大記録が実現できたことに興奮と感動を隠せません! 本当にものすごい快挙です!

Far East Movementは、3人のラッパーに1人のDJを加えた4人組。 メンバーは、日系アメリカ人1人、韓国系アメリカ人2人、フィリピン系アメリカ人1人という構成です。 ヒップホップというフィールドで、アジア系アメリカ人という存在は完全なマイノリティであり、その風当たりは大きく、結成当初から彼らは苦難の日々を過ごしていました。

今日はブレイク前の彼らが出演した短編ドキュメンタリーをご紹介したいと思います。

Far East Movement - Future Rock Stars Of America


2004年に撮影されたこのドキュメンタリーは、Far East MovementとNEMOという2つのアジア系アメリカ人音楽グループに焦点をあて、アジア系ミュージシャンとして活動する彼らが抱える悩みや、それぞれの夢や目標について語っています。 五分間という短い時間ながら、とても興味深い内容になっています。

ドキュメンタリー内で語られている彼らの発言の抜粋します。

「最近こんなことがよくあるんだ。 普通の会話の中で『仕事は何してるの?』ってよく聞かれるだろ。 そこで俺は『ラッパーだよ』と答える。 すると相手は『マジで? 韓国語でラップしてるの?』って驚かれるわけ。 『いや、英語でラップしているよ』と答えると、『えっー?!それって本気でやってるの?』って変な目で見られるわけ。」

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「アジア系ラッパーと言っただけで笑われることがよくある。 彼らは音楽で判断せずに、外見だけで判断しているんだ。 人種差別が存在することは分かっている。 でも同じアジア系からも笑われることだってあるんだ。 それっておかしいだろ。」

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「アジア系コミュニティには、自分達の代弁者になれるようなリーダーが必要だと思う。音楽を通してそれらを伝えて行きたいんだ。」

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アジア系というステレオタイプに縛られ、ラップをしているということだけで偏見の目で見られるという彼らの悩み。 そしてそれらを跳ね返してやろうという彼らの意気込みがとても印象的です。

インタビューの中で Progress が「人種の壁をぶち壊せるような きっかけが何か1つあればいいんだけど・・・」と語っているところがあります。 それから6年後、彼らはエレクトロ・ヒップホップという新しいジャンルを追求し、その結果、全米第1位というアジア系ラッパーとして前人未到の快挙を成し遂げるのです。

Far East Movement、おめでとう! そしてありがとう!

Far East Movement - Free Wired
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最後にメンバーのケビン西村の力強いお言葉で締めたいと思います。

「アジア系アメリカ人の音楽シーンはものすごい盛り上がってきている。 でも僕たちはまだまだこんなもんじゃない。 もっともっと上を見ているよ。 まだまだ始まったばかりだ。」





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◎今日のひとこと◎
この映画を撮影・編集したのは グレース・スー(Grace Su)さんは、台湾系アメリカ人。
現在はアメリカのテレビドラマや短編映画などで活躍しているハリウッド女優です。
監督業にもとても意欲的で、素晴らしい才能を持っている彼女にも今後注目していきたいです。



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Far East Movement featuring JIN

 
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ジンが2004年に発売したシングル「Senorita」を覚えていますでしょうか?
あの曲のプロモーションビデオ撮影の日、ジンはもう一つ別のPVを撮影していました。
そのPV「Food Fight」がこちらです。



この曲でジンとラップしているグループ、Far East Movementは
今最も注目されているアジア系アメリカ人のラップグループです。

FM_Logo.jpg

ロサンゼルスのダウンタウンに住むProhgress、J-Spliff、Kev Nishの3人は高校時代の同級生。 グループ結成は今から6年前。 地元クラブでのライブ活動やインターネット上での地道な活動を続けていました。 

転機が訪れたのは2003年。
「Movementality」という名のチャリティイベントでパフォーマンスしているところを、Catch Music Groupのカール・チョイ(Carl Choi)の目に止まりその場でスカウトされます。

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2005年にはMixCD「Audio Bio」を発表。 
この作品にはジンをはじめ、DJ Honda、Hi-Tekが参加。
アメリカの人気ドラマ「C.S.I」の挿入歌としても使用されました。
前述の「Food Fight」もこのCDに収録されています。
インターネット上での販売ながら2万枚の売り上げを記録します。

そしてプロモーションツアーも実施。
アメリカ、香港、中国、シンガポールを廻ります。
彼らは地元マスメディアにも大きく取り上げられました。

FEM_Magazine.jpg

そして2006年春。 
遂に彼らのデビューアルバムがリリースされます。
特に収録曲の「No One's Home」は、メローなフックが特徴の
美メロ曲に仕上がっているので、是非チェックしてみてください。 
こちらで視聴可能です。

FM_NewAlbum.jpg

そして注目すべき点はもう1つ。
メンバーの一人Kevin君のフルネームはケビン・ニシムラ。
そう、彼は日系アメリカ人なんです。

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私は彼のサイトを通じて何度かメッセージ交換をしたことがあるのですが、
いつも返事をくれるし、すごいフレンドリーなナイスガイです。
まだ日本には来た事はないそうですが、近いうちにFar East Movementと一緒に
絶対に行ってみたいと言っておりました。

希少な日系人ラッパーとして、是非成功して欲しいなと思っています。

FEM_InTheParty.jpg

彼らは以前からインタビューでこう述べています。

「もっとたくさんのアジア人がアメリカのエンターテイメント界で活躍できるような状況を作って行きたいんだ。 アメリカ人が抱くアジア人に対するイメージって、カンフーの達人とか酒屋の店員とか、そんなのばかりでしょ。 実際僕はカンフーなんかやったことないし、そんな偏ったイメージを変えて行きたいんだよね。」

アジア系の代表としてムーブメントを起こそうとしている彼ら。
アルバムデビューを飾る今年は、彼らから目が離せません。
頑張れFar East Movement!




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プロフィール

管理人ケリー

  • Author:管理人ケリー
  • Authorのプロフィール:
    【好きな音楽】 NewJackSwing
    【好きなSinger】 Jodeci
    【好きなRapper】 Father MC
    【好きな映画】 Heat
    【好きな俳優】 Edward Norton
    【好きなType】 Mayte Gracia
    【趣味】 Chill out at cafe
    【特技】 Hip Hop Dance
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