Category: B2K
迷走するRaz-B坊や

元B2Kの Raz-B君。
グループ解散後は、自身のソロアルバムや自叙伝の発売、レコードレーベルやアパレル会社、映画制作会社の設立、大規模なチャリティイベントの計画など、あらゆる事業に手を伸ばしますが、そのほとんどが計画倒れで終わり、何ひとつ成功していないという言うのが現状です・・・(+Д+)

去年発売予定だったデビューアルバムも、未だにリリースされていません。 工事中の Official Site には 1stシングル「 Fire 」の告知のみが掲載されています。 この曲は彼の Official Myspace のほうで、30秒だけ聞くことが出来ます。 てっきりラップものかと思いきや、意外にも彼が歌っていましす。 B2K時代は聞くことの出来なかった彼のボーカルは、高めの細い声でしんみりと歌いあげています。
俳優としての活動も少しずつですが増えています。 2006年にはTVドラマ「 Noah's Arc 」の シーズン2 に、1話だけゲスト出演しました。 現在はラズB君が主演の映画「 Caged Innocence 」を撮影中です。 この映画は、ある殺人事件の容疑者として挙げられた少年と、警察官であるその父親を描いたクライムムービーだとか。 どの程度の規模の映画なのかは不明ですが、これが彼のカムバックのきっかけになればいいなと思っています。

あれほど人気だったB2Kも、グループ解散後はオマリオン以外のメンバーがメディアに出る回数は激減しました。 B2K自体が大きな成功を収めた良質なグループだっただけに、なんとも寂しい限りです。 これからも彼らの近況も出来る限り追って行きたいと思っています ( ´ー`)





◎ 今日の独り言 ◎
ラズB君は牧師としても活動しているそうです(*´∇`*)
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Category: マーキー・マーク
マーキー・マークが復活??

映画「Departed」での演技が高く評価され、2007年のオスカーで助演男優賞にノミネートされた俳優のマーク・ウォルバーグ (Mark Wahlberg)
今ではすっかりハリウッドスターのイメージが定着した彼ですが、俳優になる前は マーキー・マーク (Marky Mark) という名前でラッパーとして活動していました。 当時の彼の人気を分かり易く説明すると、バニラアイス と エミネム を足して2で割ったような感じで、白人の女の子、アイスTをはじめとした黒人層、さらにはゲイの方々といった幅広いファン層から支持された極めて異質な存在でした。

そんな彼も1993年以降は、俳優業へ転身。 その後 着実にキャリアを築いていき、今となっては彼が元ラッパーだった事を忘れてしまうほど立派な役者さんに成長されました。 そんななか、マーキー・マーク復活を目論む人物が現れました。 なんとそれは タイリース と アンドレ3000! そう、彼らはジョン・シングルトン監督の映画「フォーブラザーズ」で共演した間柄です。

タイリースとアンドレは、マーク・ウォルバーグを加えた3人組でグループを結成するというアイディアを思いつき、一緒にレコーディングしようとマーク・ウォルバーグをスタジオに招待しました。 しかしマークはこの申し出を断ったそうです。
Contactmusic.com - Wahlberg Declined Supergroup Offer
「俳優業と音楽活動を両立するのは並大抵のことじゃないから。 現に「 Four Brothers 」の撮影中に自身のアルバムをレコーディングしていたタイリースは、本当に苦労していたからね。 僕には出来ないよ。」

以前からマーキー・マーク復活の声はチラホラ挙がっているのですが、そのたびにマーク本人は否定を続けています。 しかし今でも趣味の一環として、自宅にあるスタジオで たまにレコーディングをしているそうです。 果たして彼がラッパーとしてカムバックする日は来るのでしょうか??





◎ 今日の独り言 ◎
タイリース+アンドレ3000 +マーキ・マークのグループが
もし実現してたら面白かったですよねぇ (*´∇`*)
Category: R&B全般
P Diddy 入魂の男性ボーカルグループ

MTVの人気オーディション番組「Making The Band」
2000年から放送開始されたこの長寿番組は、これまでに O-Town、Da Band、Danity Kaneといったグループを輩出してきました。 これから始まるシーズン4 では P Diddy による総指揮のもと 男性ボーカルグループを結成させるそうです。



全米の各大都市で開催されるオーディションと、ウェブにアップロードされたパフォーマンスビデオを、P Diddy をはじめとした審査員達が吟味し、目ぼしい人材を選び抜きます。 選ばれた数十人の候補生達は一つ屋根の下で共同生活をしながら、毎回与えられた課題に挑戦し、最終的に5人まで絞り込みグループを結成、Bad Boy Record からレコードデビューする、という流れになります。

1次オーディションでは、下記の曲目リストから一つ選び、アカペラで歌うことが課せられています。 もし皆さんだったらどの曲を歌いますか? ビデオオーディションでは Stevie Wonder の 「My Cherie Amour」と New Edition の 「Can You Stand The Rain」 を歌う人が圧倒的に多かったです。
・Usher | 「 Burn 」 |
・New Edition | 「 Can You Stand The Rain 」 |
・Boyz II Men | 「 End Of The Road 」 |
・Jackson 5 | 「 Got To Be There 」 |
・Stevie Wonder | 「 My Cherie Amour 」 |
・Chris Brown | 「 Say Goodbye 」 |
・N'sync | 「 God Must Have Spent A Little More Time On You 」 |
課題曲から察するに P Diddy は現代版 New Edition、もしくは ポストB2K のような ちょっとアイドル志向のR&Bグループを作りたいのかと思われます。 P Diddy はかつて同系統のグループ B5 を売り出しましたが 彼らは思うように売れませんでした。 ここでひとつ仕切り直して再度その路線で一儲けしたいというのが彼の狙いなのかもしれません。 ちなみに今回の番組オーディションに関して P Diddy は 「歌えて踊れること」 を第一条件に挙げています。
Making The Band 4 - Audition Announcement
ところで今回のシーズン4では見逃せない点がひとつ!
なんと New Edition のマイケル・ビブンスが審査員として参加するそうです! 過去に Boyz II Men や Another Bad Creation を発掘したその手腕を買われての参加だと思われます。 しかし彼が単品でテレビに出るのってなんか珍しいですね。 ボビーやラルフと違ってあまり目立たないため、グループの一員というイメージが強いので・・・

他にもR&Bシンガーの Joe や、人気プロデューサーの Bryan Michael Cox らが審査員を務めるそうです。 オーディションの告知や、今後の番組の放送日などは Official Myspace にて確認できます。 また、ビデオオーディションの模様はこちらで覗けます。 基本的に18歳以上でアメリカ国籍を保有している男性、もしくはアメリカで働ける環境のある人が参加条件ですので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか??





◎ 今日の独り言 ◎
ビデオオーディションをざっと見たのですが、今のところあまりパッとしません。
ちょっと先行きが不安です (*´∇`*)
Category: ヒップホップ全般
前代未聞のラッパーが登場

これまたなんとも珍しい経歴のラッパーが登場しました。
彼の名前はジュース(Deuce)。 なんとアメリカ代表のサッカー選手です。
バスケ選手では シャキール・オニール や コービー・ブライアント、アレン・アイバーソン をはじめとして、ラッパーとして活動しているNBA選手は結構いるのですが、サッカー選手(しかもアメリカ)で、ラッパーというのは今回始めて見ました。

彼の本名はクリント・デンプシー(Clint Dempsey)。 テキサス州出身の24歳。 現在イギリスのプレミアリーグ、フルトンでプレーしている現役バリバリのサッカー選手です。 2006年2月に行われた アメリカ代表 対 日本代表 の親善試合でゴールを決めているので、覚えている人もいるかと思います。 ゴールした後に奇妙なダンスをしていたあの選手です。
メキシコ系移民の父を持つ彼は、幼少期に近所のヒスパニック系の友人達からサッカーを習い、それ以来サッカーの虜に。 テキサス州ダラスにあるサッカーチームのトライアウトに合格し、毎日往復3時間かけて練習に通います。そしてラップを本格的に始めたのは高校生の頃だとか。
「その頃僕が乗っていた車はラジオも何も無くてね。 運転中はずっとアカペラでラップしながら学校に行っていたよ。 一緒に車に乗っていた弟はうんざりしていたけど(笑)」

学生時代はチームのキャプテンとして数々の賞を総なめにした彼は、大学卒業後にメジャーリーグサッカーのチームからドラフトされプロ選手に。 2004年には新人王を獲得。 同年からアメリカ代表のメンバーにも選出され、一躍アメリカ サッカー界のスター選手へと駆け上がります。
そんなある日、彼はテレビの取材で得意のラップを披露します。 そのビデオがNIKEの上層部の手に渡り、デンプシーのラップスキルに興味を持ったNIKE側は、2006年のワールドカップのキャンペーンの主題歌として、デンプシーを起用することを決意。 思わぬ形で彼のラッパーデビューが決まります。 デンプシーはシングル「Don't Tread」をレコーディングし、同郷のラッパー Big Hawk との共演を果たします。
Deuce feat Big Hawk - Don't Tread
「まさかこうして Big Hawk と一緒にレコーディングできるだなんて夢にも思わなかったよ。
彼は僕の地元では伝説のような存在だからさ。」
しかしこのPVの撮影後ほどなくして Big Hawk は射殺され命を落とします。
このPVは Big Hawk の姿を見ることが出来る遺作的な作品になりました。
「信じられなかった・・・ 僕は彼のラップを聞きながら育ったのに。 」

デンプシーは知人のサッカー選手たちに声をかけ、Big Hawkの家族のためにチャリティ試合を開催し、徴収したお金を彼の家族に渡したそうです。
「曲をレコーディングする時、アメリカではマイナーなサッカーというスポーツを少しでも有名にするため、彼は快く僕達に協力してくれた。 残された彼の家族の為に少しでも手助けが出来たらと思ってチャリティ試合を組んだんだ。」
まだまだアメリカではマイナーなサッカーというスポーツ。
少しでも有名にしたいというデンプシーの願いが叶う日はそう遠くないはずです。





◎ 今日の独り言 ◎
何を隠そう私はアメリカサッカーの大ファンです。
次のワールドカップの優勝はアメリカ、という大胆な予想をしています(*´∇`*)
Category: R&B全般
ロイド君3年ぶりの復活アルバム

マーダーインクの美青年R&Bシンガー Lloyd。
本日2007年3月13日、彼の待望のセカンドアルバム 「Street Love」 がリリースされました! 前回のエントリでお伝えした1stシングル 「You」 は、じわりじわりと数字を伸ばし、遂にはビルボードのR&Bチャートで1位を獲得するロングランヒットに。 続く2ndシングルとなる 「Get It Shawty」 のPVも先日公開されたばかりです。
Lloyd - Get It Shawty
現在ロイド君は マーダーインク と Sho'Nuff Records のジョイントベンチャーによる契約配下にあるため、今回のアルバムには アーヴ・ゴッティ と Jazze Pha のツートップが全面的にプロデュースに関与しています。 それだけでかなり豪華な制作陣営ですが、もう1人興味深い名前がありました。 エグゼクティブプロデューサーとして元クライマックス(Klymaxx) の ジョイス・フェンデレラ・アービー (Joyce Fenderella Irby) の名前がクレジットされています! そう、何を隠そうこの ジョイス嬢こそ、ロイド君を発掘した張本人なのです。

80年代に活躍した女性ファンクバンド Klymaxx のベーシストとして業界入りした彼女はグループを離脱後、ソロシンガーとしてMotownレコードと契約します。 数枚のレコードをリリースした後、ジョイスは活動の場を表舞台から裏方へと移します。 ソングライターとして Troop などに楽曲を提供する一方で、新たな人材の発掘に力を入れていきます。 そこで彼女の目に留まり世に送り出されたのが、このロイド君率いるお子様R&Bグループ N-Toon だったと言うわけです。

ロイド君がこれまでに関わった人材をフルに集結して作り上げた今回のアルバム。 14歳の時に N-Toon の一員としてデビューした彼も、今年でもう21歳に。 子供シンガーは長続きしないと言うレッテルを打破するべく、彼の挑戦はこれからも続くのです (*´∇`*)





◎ 今日の独り言 ◎
オマリオン、マリオ、クリス・ブラウン、そしてこのロイド君。
私はこの4人を「ミレニアムお子様シンガー四天王」と勝手に呼んでいます (*´∇`*)
Category: The White Rapper Show
異色の優等生ラッパー

「お前がここまで勝ち残れたのは、単にラッキーだったとしか言いようがない。
お前のラップは酷すぎるよ」
VH1の番組 「The White Rapper Show」 の中でMCサーチはこう酷評しました。
こんなキツイ言葉を浴びせられながらもヒップホップを愛しているが故に、果敢に挑戦し続けたラッパーがいます。 彼の名前はJus Rhyme。

本名 Jeb Middlebrook。 現在27歳。
ミネソタ州出身の彼は現在カルフォルニアに居を構え、奨学金を得てUSC大学で民俗学を専攻する現役の大学院生です。 人柄はとても真面目で常に礼儀正しい好青年。 何に対しても一生懸命なのが彼の取り柄です。
そんなラッパーらしからぬプロフィールを持つ彼ですが、普段はAR-15というラップグループの一員として活動し、人種差別の反対や、子供達にポジティブなメッセージを伝えるため、コミュニティで地道なライブ活動を行っています。 自らを「ポリティカルラッパー」と呼ぶ彼は、政治的・社会的テーマを扱ったラップを得意とし、決して暴力的な内容についてはラップしないという主義を貫いています。

そんな彼は、自分達の活動を広く世に知ってもらいたいという思いを旨に、VH1のリアリティ番組「The White Rapper Show」のオーディションに挑みます。 オーディション会場では人種間の結団の大切さについてラップした彼は、見事予選を突破。 10人のファイナリストの1人に選ばれます。
ラップを始めてまだ4年だというキャリアの浅い彼ですが、その聡明なリリックと情熱溢れるラップスタイルは高く評価されます。 彼のラップスキルが証明された印象的なシーンがありました。 ある日、10人のファイナリスト達はヒップホップ発祥の地、サウスブロンクスのバーバーショップへ向かいます。 地元住民たちの前で、1人ずつラップを披露することになった彼ら。 そこで誰よりも高く評価されたのこの Jus Rhyme でした。
Jus Rhyme - Freestyle in South Bronx
Jus Rhyme の真っ直ぐな性格は、番組のいたるところで垣間見れました。 番組でストリップ劇場を訪れた際も 「僕は彼女がいるから」 とダンサーとの接触を拒否。 また、グループで曲をレコーディングする時も、他のメンバーが曲の題材に「煙草」を選んだことに対して Jus Rhyme は断固反対します。
「僕はいつも子供達の前でラップしているから、ラップする内容に責任があるんだ。
煙草を吸うことがかっこイイだなんて誤解されたら困る。 絶対に嫌だ。」

そんな彼に対して周りのファイナリスト達は辛く当たります。
「あいつのお堅いラップは もう聞き飽きたよ」
「白人のくせに人種がああだこうだラップするなんて変な奴。」
どんどんと孤立していく Jus Rhyme。
そんなある日彼宛に電話が掛かってきます。 それは Jus Rhyme の大学からでした。 番組出演の為 長期欠席していた彼は、これ以上授業を欠席すると奨学金を取りやめると言い渡されます。 番組をとるか、大学をとるか。 彼に決断が迫られます。 悩んだ末彼は番組を続けることを決心します。 それは彼が何よりもヒップホップを愛しているからこその決断でした。

しかしそんな彼に別の試練がやってきます。 彼にはラッパーとして大きな弱点がありました。 それは自分が得意とするテーマ以外は全然リリックを書けないという点です。
それが明るみに出たのは第6回の放送。
その週のファイナルチャレンジで出された題材は 「Thug」。 普段は扱わない題材だけに、Jus Rhyme はリリックを書くのに苦労します。 結果的に彼の書いたリリックの出来は最悪。 審査員の Prince Paul は「聞いているこっちが恥ずかしくなるほど滑稽だ」と酷評します。
このまま Jus Rhyme の敗退が確定かと思われた矢先、優勝候補の1人に数えられていた女性ラッパー Persia がリリックを忘れてしまい途中で棄権するという思わぬ事態に。 結果として Jus Rhyme は運良くその週を勝ち残ります。

遂に Top3 にまで勝ち進んだ Jus Rhyme。
翌週、彼らは映画「8mile」の舞台にもなったデトロイトへ向かいます。 そして3人は地元のラッパー達と自分達の生き残りを賭けてラップバトルを行うことになります。 他人をけなすことを得意としない Jus Rhymes にとってまたもや大きな試練がやってきます。
MCサーチはバトルの前日に3人を呼び寄せてバトルの必勝法を伝授します。
「やるからには相手をコテンパに打ちのめせ」
「相手が言い返せないような欠点を攻撃しろ」
「パンチラインを強調してライムしろ。決して単調にラップするな。」
Jus Rhyme は誰よりも熱心に練習し、夜遅くまで準備に費やします。

そしてバトル当日。
「すこし緊張しているけど、相手を完膚なきまでに叩きのめすつもりだ」
彼の相手は地元では有名なバトルラッパーだという La Peace。 自信を持って挑んだ Jus Rhyme でしたが、相手の方が一枚も二枚も上手。 終いには会場から罵声が飛び交います。 それでも果敢にライムするJus Rhyme 。 しかし勝敗は誰が見ても歴然でした。 こうして彼はその週での敗退が決定。 最終回を目前にして彼は番組を去ることになります。
Jus Rhyme - Battle in Detroit
結果として彼は 優勝と大学の奨学金の両方を逃してしまうという残念な結果に終わりました。 しかし現在も学業と音楽を両立して活動を続けているようです。 詳しい活動内容や新曲の視聴は、彼の Offical Myspace にてチェックすることが出来ます。 なかでもメローなピアノの旋律と Jus Rhyme の情熱的なラップが絡み合う曲「More Righteous」 は特にオススメです。
2007年2月24日にウェストミシガン大学で行った彼のライブには、なんとMCサーチ と La Peace が特別ゲストとして駆けつけたとか。 Jus Rhyme は優勝こそ逃したものの、彼が番組を通じて獲た人脈というのは、それに値するものだったのかもしれませんね (*´∇`*)





◎ 今日の独り言 ◎
次回は激動の最終回の模様をお伝えします!
果たして優勝の栄冠は誰の手に?? (´∇`)ノ
Category: ジェレミー・ジョーダン
Wanna Girl

1993年に Giant Records からデビューした白人シンガー
ジェレミー・ジョーダン (Jeremy Jordan)。
アルバム1枚だけを残し忽然とシーンから姿を消してしまった彼ですが、そんな彼のデビューシングル 「Wanna Girl」 の貴重なPVを発見しました! 1993年にリリースされたこの曲はビルボードのシングルチャートで最高28位を記録するスマッシュヒットに。 当時全盛のNew Jack Swingテイストなビートにポップな要素を取り入れた作品に仕上がっています。
Jeremy Jordan - Wanna Girl
この曲をプロデュースしているのは キース・トーマス (Keith Thomas)。
これまでにホイットニー・ヒューストン、ブライアン・マクナイト、ヴァネッサ・ウィリアムスらをプロデュースし、7度もグラミー賞にノミネートされているベテランプロデューサーです。

元々は父親の影響でゴスペルシンガーだったというキースは、その関係からか エイミー・グラント や BeBe Winasなど ゴスペルシンガーとの仕事が多いのですが、ここ最近はマンディー・ムーア、98 Degrees といったポップシンガーたちのプロデュースも手掛けているとか。 いわばキースにとってポップミュージックへの足掛かりとなったのは、このジェレミー・ジョーダンから始まったとも言えるでしょう。

さて一方のジェレミー・ジョーダンですが、歌手から俳優に転向し 「25年目のキス」 などいくつかの映画に出演しますが、妻の死をきっかけに芸能界から引退。 その後目ぼしいニュースは一切入ってきません。 日本でも根強いファンがいる彼だけに、近い将来再び彼の勇姿をスクリーンで見られる日が来ることを期待して待ちましょう・・・





◎ 今日の独り言 ◎
ジェレミーの代表作 「The Right Kind Of Love」 は
ジャンルの枠を超えた隠れた名曲だと思っています (*´∇`*)
Category: R&B全般
あるアジア人シンガーの挑戦

アメリカの人気オーディション番組「American Idol」
これまでに Ruben Studdard や Fantasia Barrino など 良質なR&Bシンガーを送り出してきたこの番組は、現在アメリカで Season 6 が放送中です。
準決勝に進出したTop24の中に、明らかに異彩を放っている方が1人。
彼の名前はポール・キムさん。
カルフォルニア出身の韓国系アメリカ人です。

普段はプールの修理業者として働いているという彼。 外見はちょっと地味ですが、かなりの実力派。 オーディションでは Shai のヒット曲 「If I Ever Fall In Love」 をディープな歌声で熱唱し、特別審査員として来ていたオリビア・ニュートン・ジョンを唸らせました。
Paul Kim - If I Ever Fall In Love
彼は「American Idol」に参加した理由をこう述べています。
「 多くの人が抱くアジア人に対するステレオタイプって、オタク、ガリ勉、女にモテない、運動音痴 とかそんなネガティブなものばかりでしょ。 でも現実は決してそうじゃないんだ。 事実、才能溢れるアジア系シンガーはたくさんいるんだよ。 皆はその事実は知らないだけ。 そういった偏ったイメージを取り壊して、僕達の本当の実力を証明したいと思ったんだ。 」

彼はかつて韓国で Repatua というグループのリードシンガーとして活動していた時期もあるとか。 アメリカでも地道な活動を続けていましたが、そこには大きな壁があったそうです。
「デモテープを製作して、いろいろなレコード会社を廻ったんだ。 でも皆同じことを言うんだよ。 『ポール、君の音楽は素晴らしいよ。 でも君を市場に売り出すのは難しいんだ。 もし君がアジア人じゃなければ契約するんだけど。 厳しいけどそれが現実なんだよ 』って。 」
1999年にデビューしたアジア系R&Bグループ Kai も、同じような苦労を何度も経験してきたと語っていました。 現在のアメリカの音楽業界でエイジアンがR&Bシンガーとしてやっていくのは多くの障害が存在するようです。

その後ポール氏は「American Idol」の準決勝でジョージ・マイケルの「Careless Whisper」を披露。 しかし残念ながら 番組敗退が決定してしまいました。 今後は普段の仕事を続けながら、音楽活動も行っていくそうです。 彼の Official MysSpace で歌を聞くことが出来ます。 Danny Hathaway や Anthony Hamilton が大好きだというだけあって、なかなかソウルフルな歌声を聞かせてくれています。 またいつか彼の歌う姿を見れる日がやってくると良いですね (*´∇`*)





◎ 今日の独り言 ◎
昨年 ビヤンカ・ライアン や At Last らを輩出したオーディション番組
「America's Got Talent」の Season 2 も春頃に放送予定だそうです (*´∇`*)
Category: ジン
パジャマパーティー

中国系アメリカ人ラッパーのJIN
ここ最近は相次ぐCDリリースで、フリースタイルラップからは遠のいた感のある彼ですが、なんと言っても彼の一番の特徴はその優れたフリースタイル能力にあります。 そこで、今日は彼の驚愕のフリースタイルスキルを堪能できる映像をご紹介します。
2004年1月。 ロサンゼルスで行われたNBAのオールスターゲームを観戦するため訪れたJINとその仲間達。 彼らが滞在先のホテルでフリースタイルラップをして大いに盛り上がっている時の映像がこちらです。
Jin - Freestyle In a Holte
JINの放った強烈なパンチラインの数々に大興奮している周囲の反応が面白いです。
このビデオを撮影しているのはJINのドキュメンタリー映画やPVを手掛けている Todd Angkasuwan 氏。 彼は他にも Far East Movement や Chan といったエイジアンラッパー達を多く手掛けています。
その Far East Movement も上記のビデオの中に映っていますね。 先日リリースされたジンの中国語アルバムにも、Far East Movementがプロデューサーとして全面的に関与していました。 彼らがこうしたコラボを通して、今後のエイジアンラップシーンを大いに盛り上げていってくれることでしょう。 エイジアンラップに幸あれ! (ノ´▽`)ノ





◎ 今日の独り言 ◎
バスローブにベースボールキャップという着こなしがすごいですね。
室内だけど帽子を被り続けるところにB-Boyイズムを感じます (*´∇`*)