Category: ヒップホップ全般
親日家のイケメン白人ラッパー

今から数年前のことでした。
アメリカのコアなヒップホップファン達が集う掲示板で、「これからブレイクしそうな白人ラッパーは誰?」というスレッドを立ち上げてみたところ、予想以上に多くの書き込みが寄せられました。 そこで初めてARROWという名前のラッパーについて知りました。 多くの人が「次のエミネムは彼じゃないか」と書き込んでいたのです。
彼について調べてみると、興味深い事実が分かりました。 卓越したラップスキルの持ち主であることはもちろんのこと、なんと彼は大の日本好きで、毎年訪れているそうです。 親近感を持った私は、彼のMySpaceを通じて連絡を取り合うようになりました。 フレンドリーで気取らないナイスガイでした。
そんな彼の事をもっと多くの人に知ってもらおうと、単独インタビューを申し込んでみたところ、快く引き受けてくれました! アメリカのラッパーの視点から見た日本のヒップホップシーンについてなど、興味深い意見をたくさん聞かせてくれています! 是非是非ご堪能ください (´∇`)ノ

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ラップを始めたのはいつ頃?
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ヒップホップを聞き始めたのは7歳の頃だね。
スヌープドッグとかアイス・キューブ、ハウス・オブ・ペインなんかを聞いてたね。
自分で本格的にライムを書くようになったのは17歳の頃だよ。
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影響を受けたラッパーは誰?
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一番影響を受けたのはキャニバスかな。
とにかく彼のリリックの凄さといったらハンパじゃないからね。
僕が自分でライムを書くようになったのっも彼がきっかけだよ。
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好きなラッパーは誰?
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Mos Def、NAS、ビックL、Chino XL、Royce 5'9、Taib Kweli などなど
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ラップの題材として取り上げているのはどんなこと?
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政治、ヒップホップの現状、僕の身の回りで起きた出来事や、これまでに経験してきたことなんかをラップしてる。 曲によってラップする題材を変えたりもするけど、1つの曲の中で複数のトピックについてラップしたりするのも好きなんだ。
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プロデュースも自分でやるの?
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できないこともないけど、基本的にラップに専念する方が好きだね。
僕はたくさんプロデューサーの知人がいるから、
ビートを作るのは彼らに任せてるよ。
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これまでにどんな作品に関与してきましたか?
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今までに6~7個のミックステープに参加したよ。
なかでも特に有名なのは「Evil Aggression mixtapes 1 & 2」だね。
あと先月日本でリリースされたミックステープにも参加してるんだ。
「Zandre's Avante Garde mixtape」っていうタイトルのやつだよ。


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新しいMixTapeをリリースするそうですが
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そうなんだ。 タイトルは「Questions From The Past」っていうんだ。 たくさんの人に「次のミックステープはいつ出るの?」って聞かれ続けて、「よしそれならやってやろうじゃないか」と意気込んで作った力作なんだ。 僕のこれまでの作品の中での最高傑作だと思っているよ。
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今回の作品はどんなコンセプト?
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タイトルが示すとおり、これまでのヒップホップシーンやアメリカで起こった出来事についてラップしている。 北朝鮮のことや、バージニア大学で起きた銃乱射事件、イラク戦争なんかについても触れていて、このミックテープを聞いた人に何故このような事態を生んでしまったかを問いかけるような作品にしたかったんだ。
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どこで売ってるの?
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僕のマイスペースで発売中だ。
http://www.myspace.com/arrow1
送料込みで6ドルだよ。

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日本の印象について教えてください
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日本は大好きなんだ。
僕のもう一つの故郷のように感じているよ。
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日本のお気に入り場所は?
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東京はかなり詳しくなったよ。
特に渋谷、六本木、新宿あたりがすごい好きだね。
あと横浜や名古屋、京都に訪れたことがあるんだけど、ものすごく綺麗だよね。
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日本のヒップホップについてどう思いますか?
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日本のヒップホップはビートがすごい独創的だよね。
初めて日本のヒップホップを聞いた時は、あまりしっくりこなかったんだ。 何人かのラッパーは、アメリカのアーティストのようになりたがっているように聞こえたし、ポップ要素の強いヒップホップをしている人もいたから。 でもそれからオリジナリティのある日本のラッパーもたくさんいることを知ったんだ。 なかでも僕のお気に入りは、Nitro Microphone Underground、Sphere of influence、ゼブラだね。
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これからの日本のヒップホップに必要なことは何だと思いますか?
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彼らは既に日本独自のヒップホップというのを確立していると思う。
それは素晴らしいことだよ。 何もアメリカのヒップホップのようにある必要はないし、アメリカのヒップホップがヒップホップの全てでは決してないからね。 日本とアメリカのヒップホップは既に同じレベルにあると思っている。 ただし世界的にアピール出来ていると言う点においてはアメリカのそれが一歩上を行っているのかもしれないね。
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最後に日本のファンに何か一言。
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日本の皆さん、コンニチワ!
Klass Sick Entertainmentのみんな、カタギさん、フモさん、Zandreさん、みんな元気かい?

日本のヒップホップシーンについての語っている所なんかはすごく興味深いですね。 また、日本をこんなに好いてくれていると、なんだかすごく嬉しいものです (*´∇`*) インタビューの中でも語っていますが、昨年彼が日本を訪れた際には東京でレコーディングを行い、ミックステープとしてリリースされているそうです。 彼の今後の日本での活動ぶりにも期待したいですね!





◎ 今日の独り言 ◎
前回来日した際に金閣時を見て感動したそうです (*´∇`*)
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Category: R&B全般
眠れない みなづきの夜に

その昔、西田敏行の歌で「もしもピアノが弾けたなら」というタイトルの曲がありました。
楽譜が読めない私は、もちろんピアノが弾けたらいいなぁとは思うのですが、それ以上にアカペラが上手に歌えたらいいなぁ、と思ってたりします。 私の中でR&Bシンガーを好きになるきっかけとして「アカペラが上手に歌えること」というのがあります。 たとえ無名でもアカペラを歌えるシンガーは、いつまでもファンだったりします。
そんなアカペラマニアの私ですが、またまたお気に入りのビデオを見つけました! これまでに何度か取り上げているマーダーインクのR&BシンガーLloydです。 VIBE Magazine のインタビュー会場で彼の大ヒット作 「You」 をしっとりと歌い上げています。
Lloyd - You (Acapella)
うーん、素晴らしいですなぁ(*´∇`*)
ロイド君というと、いつもニヤニヤした笑顔が印象的ですが、先日 Entertaiment of Educationという子供達を招いたショーケースでロイド君がパフォーマンスした際に、観客の若い子達にこう語っていたのがとても印象的でした。
「僕は8才の頃から歌い始めたんだけど、最初の頃は5人くらいのお客さんしかいなくてね。 今日みたいにたくさんのお客さんの前で歌うことをずっと夢見ていたんだ。 君達みんなに知って欲しいことがあるんだ。 例え なかなかチャンスが巡って来なくても、自分の好きなことをやり続けて欲しいんだ。 そうすればいつかチャンスがやってくる。 だからここで僕に約束して欲しいな。 夢を追い続けるんだって。」

子供達にやさしく語りかけるロイド君を見て、彼にこんな一面もあるんだといたく感心しました。 彼は小さい時に映画「ムーンウォーカー」を見てマイケル・ジャクソンの大ファンになり、初めて行った彼のコンサートで完全に圧倒され、彼みたいなエンターテイナーに成りたいと思い、歌手の道を志したとか。 マイケルを目指して、彼は今日も夢に向かって歩き続けるのでした・・・ (*´∇`*)





◎ 今日の独り言 ◎
ロイド君はジャンルに捕らわれず色々な音楽を聞くそうで
Cold Play や ビーチボーイズなんかも好きだそうです (*´∇`*)
Category: R&B全般
2muchがインタースコープと契約

かつてマーカス・ヒューストンはこう言いました。
「2muchの出現により、B2Kの時代は終焉した」
その 2much がこの度 Interscope Records と契約しました! これにより Jimmy Iovine という強力な後ろ盾を獲た彼らは、今年の秋のメジャーデビュー向けて新曲のレコーディング中です。 待ちきれないですのぅ。
以前彼らの 1stシングル「Fire」 を紹介した際に、"リードボーカルのマーシャル君が既に変声期を迎えてしまい、なんとも残念だ”みたいなことを書いてしまいましたが、撤回させて頂きます! というのも彼がアカペラで歌っているビデオを見つけたんですが、これがムチャクチャ上手なんですよ。 これまた嬉しい発見です (*゚▽゚)
2much - Acapella
マーシャル君が歌っているのはNe-Yoの「Crazy」。 この曲の中で JayZ がラップしている部分を歌に変えてマーシャル君が歌っています。 マーシャル君があまりに綺麗な歌声をしているので私は繰り返し見てしまいました。 ちなみに途中で茶々を入れているのはメンバーのマイロ君です。
2much は Myspace と YouTube を利用してファン達とのコミュニケーションツールとして大いに活用しているようです。 彼らの Official Myspace によくコメントをくれるファンの子に「○○ちゃん、いつもコメントありがとう。 君は僕達の大切な友達だよ。」みたいなビデオを頻繁にアップロードしています。 ファンからすると彼らが自分のためにビデオを撮影してくれるなんてファン冥利につきるでしょうな。

そんなファン想いな彼らですが、メンバー4人に共通して言えることは、彼ら全員コンピューターが大好きと言う点です。 俗に言う「 Myspace 世代 」ってやつですね。 なかでも面白いのが、彼らの普段の生活を撮影した どうでもいいプライベートビデオを、オモシロ可笑しく編集したビデオです。 とにかくこれムチャクチャ面白いんですよ。 私の中でマイブームになっています。 だまされたと思って見てみてください。 逆回転を利用した壁際のカンフーごっこ、アホみたいにクリップウォークを踊りまくるシーン、ユーロビートの曲にあわせて口パクするシーンなど、全編ゆる~いテイストで溢れかえっています。 途中で彼らの兄貴分であるオマリオン君も登場しますよ (。→∀←。)
2much - Private Video
個人的にお気に入りなのは、マーシャル君がプール際で楽しそうに子供達と踊るシーンです(笑) このビデオを見て分かるのはグループ内のオチャラケ役は間違いなくマーシャル君だということ。 B2Kにはいないタイプのキャラなので、今後も要注目ですな (*´∇`*)





◎ 今日の独り言 ◎
彼らのデビューアルバムにはNextのRLがプロデューサーとして参加しているようです
Category: バニラ・アイス
バニラアイスがまたまた変な番組に出演

これまでに「The Surreal Life」、「Celebrity Boxing」、「The Farm」といった元セレブを対象にしたおかしなリアリティ番組に軒並み出演しているバニラアイス。 そんな彼がまたまたヘンテコなテレビ番組に出演します!
Yahoo Entertainment - No bull: CMT taps Garrett, Baldwin, Vanilla Ice
元スター芸能人たちがロデオ界のスーパースターTy Murrayによる10日間の厳特訓を受け、猛牛ロデオに挑戦します。 最終日にはナッシュベルで行われるロデオ大会にエントリし、プロ達を相手に優勝を目指すと言う、なんとも無謀かつ意味不明な番組です。
集められた芸能人たちは以下のとおり
・ Vanilla Ice | = 元アイドル白人ラッパー |
・ Stephen Baldwin | = 「ユージュアルサスペクス」などに出演している映画俳優 |
・ Leif Garrett | = 「アウトサイダー」などに出演している映画俳優 |
・ Francesco Quinn | = 「プラトーン」などに出演している映画俳優 |
・ Raghib Ismail | = 元NFLの名レシーバー |
・ Kenny Bartrum | = モトクロス選手 |
・ Josh Haynes | = UFC所属の格闘家 |

元スター芸能人と言う割にはあまりしっくり来ない名前ばかりですが、驚きはスティーブン・ボールドウィンですね。 「ユージュアルサスペクス」、「黒豹のバラード」、「FLED」などに出演しているので覚えている方も多いと思います。 たしかにここ最近の彼はB級映画ばかりに出演していましたが、この手の番組に出るにはまだ早すぎると思っていたので結構驚きです。

彼はかつて「8セカンド」という映画にロデオ選手役で出演していたこともあるので、ひょっとして優勝候補は彼かな?と思っていたのですが、番組収録中に牛の上から落ちて背中にかなりの怪我をしたという情報も入ってきました。 ちょっと心配です。
ちなみに彼の家族は俳優一家で、お兄さんのアレック、ウィリアム、ダニエルも有名なハリウッド俳優です。 そういえばそのダニエル兄さんも、以前同じVH1製作のリアリティ番組に出演していました。 彼が出演したのは「Celebrity Fit Club」という芸能人参加型ダイエット番組でした。 もしかして今回のスティーブンの出演も、ダニエル兄さんに薦められて決意したのかもしれませんね (*´∇`*)





◎ 今日の独り言 ◎
番組の見所は、出演芸能人どうしの壮絶な喧嘩だそうです。
間違いなくその喧嘩の中心はバニラアイスでしょうな。
少しは丸くなっておくれ・・・(+Д+)